和洋折衷の美しいルネッサンス風建造物 青森県 青森銀行記念館
2014/10/09
寒さも厳しくなってきた青森より こんばんわぁ~
出張の予定が、いまのところ10月中旬過ぎということで、青森に滞在するのも残り少なくなってきちゃいました
紅葉のシーズンを見れないのが残念ですが、それまでにまだまだ魅力的な青森のセカイを巡り歩いていきましょう
今日の日記は、和洋折衷の建物が美しい青森県初の銀行のお話です
【 撮影日 2014.9.28 青森県弘前市 青森銀行記念館 】
弘前でのレトロ建物巡り 次なる目的地は・・・

国指定重要文化財にも登録されている「青森銀行記念館」です
明治12年に、「第五十九国立銀行」として開業
この名の由来は、読んで字のごとく全国で59番目に設立された国立銀行ということだそうです

設計施行者は、地元弘前生まれの「堀江 佐吉(ほりえ さきち)」という人で、明治時代の青森県において洋風建築を多く手がけた大工棟梁で、太宰治の生家した斜陽館も彼が設計したそうです
当時59歳であった堀江佐吉が自らの技法や精力の粋を結集し、和洋の優れた技法が巧みに使われた最高傑作の建造物としても知られており、ルネサンス風の意匠を基本として左右対称(シンメトリー)の外見ですが、外壁は張り瓦という工法が用いられ、また窓も漆喰塗の外窓が設けられるなど、防火対策として和風技法が数多く取り入れられています
1階フロアは、青森銀行が開業されてからのさまざまな紙幣などが展示されているエリアになっており、明治初期から平成までの紙幣や記念コインや当時使われていた金庫などが展示しています


なかには、オリンピックの記念コインも展示されており、私が小学校のときに集めていた長野オリンピックの記念500円玉を見ると、幼少時代の懐かしい思い出に浸っちゃった


天気は、うす雲が広がるあいにくの空模様でしたので、ホワイトバランスを「晴天日陰」に設定し、優しく温かみのある風景に仕上げてみました

そんな温かみのある風景の中、カウンターに座っている従業員さんの後ろ姿が当時の風景を思い浮かべさせてくれます

そして、階段を登り2階フロアへといってみましょう
2階フロアの通路などは、青森県産のケヤキやヒバなどが使われているそうです

そして、階段を上がってすぐ先に見えてくるのが「小会議室」です

この日訪れたときは、来訪客も少なくいおかげで、静寂な空気に包まれた風景が広がっていました
さらに奥へと進むと「大会議室」が見えてきました

中央の展示物以外は、何もない大会議室ですが、本当にすごい物は、天井に隠されていました
天井に使用されている不思議な模様の張り紙

この張り紙は、「金唐革紙(きんからかわかみ)」というもので、皇居や離宮に国会議事堂などでも使用されている最高級の紙です

さらに驚くのは、復元作業を施さず建築当時のままの金唐革紙を使用されているのは、「国会議事堂 参議院内閣総務官室・秘書官室」、富山県の「砺波郷土資料館(市指定文化財)」、そしてこの青森銀行記念館の3箇所しかないそうです
そんなに貴重な素材が使われていたということで、改めて大会議室の天井を眺めれてみると・・・

西洋のライトと日本の伝統文化が生み出した金唐革紙のコラボレーションの美しさを改めて知ることができちゃいました
大会議室を抜ければ、奥に資料室と展示エリアがある小部屋などがあり、金唐革紙をはじめ、青森銀行の貴重な展示物を見ることができます
展示エリアをまったりと眺めていると・・・

夕焼けがいい感じに通路を照らしており、なんだか小学校のときに通っていた木造旧校舎の廊下を思い出しちゃった
最後に入館前に撮影した青森銀行記念館の建物を撮り直すことにしました
建物も空色も白色だったので、そのままの写真だとなんだか単調で、この記念館の美しさを表現するには物足りなかったので・・・


鮮やかに彩られた木々の葉を使って温かみのある優しい風景にしてみたり

逆光を使って、コントラスト高めにシャープな風景にもしたりと、天気が悪くても探してみれば素敵な写真がいっぱい撮影できちゃいました
青森県最初の国営銀行だった重要文化財「青森銀行記念館」は、西洋文化と日本文化の素晴らしさを融合させようとする、まさに日本人の和の心が形作られた美しい建築物でした
和洋折衷の形が美しいレトロな建物「青森銀行記念館」の写真、もし気に入っていただければ、下のブログランキングをぽちっとクリックしてもらえたら、すっごく嬉しい限りです♪ヽ(^-^ )
出張の予定が、いまのところ10月中旬過ぎということで、青森に滞在するのも残り少なくなってきちゃいました
紅葉のシーズンを見れないのが残念ですが、それまでにまだまだ魅力的な青森のセカイを巡り歩いていきましょう
今日の日記は、和洋折衷の建物が美しい青森県初の銀行のお話です
【 撮影日 2014.9.28 青森県弘前市 青森銀行記念館 】
弘前でのレトロ建物巡り 次なる目的地は・・・

国指定重要文化財にも登録されている「青森銀行記念館」です
明治12年に、「第五十九国立銀行」として開業
この名の由来は、読んで字のごとく全国で59番目に設立された国立銀行ということだそうです

設計施行者は、地元弘前生まれの「堀江 佐吉(ほりえ さきち)」という人で、明治時代の青森県において洋風建築を多く手がけた大工棟梁で、太宰治の生家した斜陽館も彼が設計したそうです
当時59歳であった堀江佐吉が自らの技法や精力の粋を結集し、和洋の優れた技法が巧みに使われた最高傑作の建造物としても知られており、ルネサンス風の意匠を基本として左右対称(シンメトリー)の外見ですが、外壁は張り瓦という工法が用いられ、また窓も漆喰塗の外窓が設けられるなど、防火対策として和風技法が数多く取り入れられています
1階フロアは、青森銀行が開業されてからのさまざまな紙幣などが展示されているエリアになっており、明治初期から平成までの紙幣や記念コインや当時使われていた金庫などが展示しています


なかには、オリンピックの記念コインも展示されており、私が小学校のときに集めていた長野オリンピックの記念500円玉を見ると、幼少時代の懐かしい思い出に浸っちゃった


天気は、うす雲が広がるあいにくの空模様でしたので、ホワイトバランスを「晴天日陰」に設定し、優しく温かみのある風景に仕上げてみました

そんな温かみのある風景の中、カウンターに座っている従業員さんの後ろ姿が当時の風景を思い浮かべさせてくれます

そして、階段を登り2階フロアへといってみましょう
2階フロアの通路などは、青森県産のケヤキやヒバなどが使われているそうです

そして、階段を上がってすぐ先に見えてくるのが「小会議室」です

この日訪れたときは、来訪客も少なくいおかげで、静寂な空気に包まれた風景が広がっていました
さらに奥へと進むと「大会議室」が見えてきました

中央の展示物以外は、何もない大会議室ですが、本当にすごい物は、天井に隠されていました
天井に使用されている不思議な模様の張り紙

この張り紙は、「金唐革紙(きんからかわかみ)」というもので、皇居や離宮に国会議事堂などでも使用されている最高級の紙です

さらに驚くのは、復元作業を施さず建築当時のままの金唐革紙を使用されているのは、「国会議事堂 参議院内閣総務官室・秘書官室」、富山県の「砺波郷土資料館(市指定文化財)」、そしてこの青森銀行記念館の3箇所しかないそうです
そんなに貴重な素材が使われていたということで、改めて大会議室の天井を眺めれてみると・・・

西洋のライトと日本の伝統文化が生み出した金唐革紙のコラボレーションの美しさを改めて知ることができちゃいました
大会議室を抜ければ、奥に資料室と展示エリアがある小部屋などがあり、金唐革紙をはじめ、青森銀行の貴重な展示物を見ることができます
展示エリアをまったりと眺めていると・・・

夕焼けがいい感じに通路を照らしており、なんだか小学校のときに通っていた木造旧校舎の廊下を思い出しちゃった
最後に入館前に撮影した青森銀行記念館の建物を撮り直すことにしました
建物も空色も白色だったので、そのままの写真だとなんだか単調で、この記念館の美しさを表現するには物足りなかったので・・・


鮮やかに彩られた木々の葉を使って温かみのある優しい風景にしてみたり

逆光を使って、コントラスト高めにシャープな風景にもしたりと、天気が悪くても探してみれば素敵な写真がいっぱい撮影できちゃいました
青森県最初の国営銀行だった重要文化財「青森銀行記念館」は、西洋文化と日本文化の素晴らしさを融合させようとする、まさに日本人の和の心が形作られた美しい建築物でした
和洋折衷の形が美しいレトロな建物「青森銀行記念館」の写真、もし気に入っていただければ、下のブログランキングをぽちっとクリックしてもらえたら、すっごく嬉しい限りです♪ヽ(^-^ )
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