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古くから語り継がれた伝統ある祭り「塩屋湾のウンガミ」特集

 台風直撃前日の沖縄より こんばんわぁ~

 前々から、台風の進路それて~ぇ と願ったのですが、逆に直撃することになっちゃいました・・・それも3連休のど真ん中・・・orz

 う~ん どこにもいけないよぉ~orz と嘆いてもしょうがないので、この3連休で、石川県の出張した際の写真で、ブログを書いていこうと思いました。


 さて、今日から3日間の予定で、9/11に行われた「塩屋湾のウンガミ」特集をパートを分けて紹介していきたいと思います。

 
 毎年旧盆明けの猪の日に行われる海神祭、古い時代に沖縄北部の村々で行われていましたが、時代が進むにつれ、どんどんとその伝統が薄らぎつつありました。

 しかし塩屋では、その伝統が今でも語り継がれ、毎年行われております。

 開催日時が毎年決まっており、平日でも行われるため、毎年仕事とぶつかっていくことがかなわなかったのですが、今年は奇跡的にお休みが取れて、その伝統的な海神祭を見ることができました。

  
 しかし、この海神祭では、わたしにとって初めて見ることができる祭りという期待とうれしい気持ちと同時にわたし自身の大好きな趣味であるカメラについて、衝撃的な事件が起きてしまいました・・・

 
 9/11の早朝、朝マックを終えて、沖縄の北部にある大宜味村という地域にある塩屋という集落、過去にも訪れた集落です。

 過去記事(http://flyinthesky2012.blog.fc2.com/blog-entry-80.html)より


 湾のほうには、御願バーリーでつかうハーリー船と櫂(かい)がおいてありましたので、一枚パシャ!

ハーリー船

 空は、青空で、入道雲の白がとても綺麗で、天候に恵まれたと感じました。

ハーリーで使う櫂(かい)

 海神祭は、前日からウンケーという儀式から始まっています。

 そして今日は、田港アサギから開始されるのですが、移動手段と距離の関係で、屋古アサギから撮影することにしました。

 
 屋古アサギを撮影する前に、神職や関係者の方々からは、事前にお話をしていて、撮影してはいけない場所等を聞いてから撮影に挑みました。

 はるか昔から、受け継がれた伝統のある海神祭をわたしの身勝手で、穢してしまう事を事前に回避するためでした。

 まずは会場を一枚パシャ!

屋古アサギが行われる神聖な場所

 ここは、事前に準備されており、アサギを行う方々以外は、なるべく入らないようにと言われていました。

アサギで使われる道具

 中央には、御神酒である泡盛が置かれていました。

泡盛・・・御神酒?

 正午になると、田港アサギを終えたヌルといわれるウスイという儀式を行う人を筆頭に関係者がやってきて、準備を始めていました。

 アサギの準備

 この日は、暑い太陽が照り付けており、まだまだ陽射しが強かったので、日除け用の日傘で、暑さ対策をしておりました。

まだまだ暑いので、日傘もね~

 神人には、各々に前ビーといわれる世話役がついており、その方々によってアサギのための準備や衣装を整えていくのです。


 スナップ撮影の基本は、その時々の風景ですが、そこには肖像権と著作権という問題が絡んでいるということも又事実です。


 フォトコン等でもこの問題がかかわることもしばしあるので、今回みたいな海神祭のようにどこまで撮影していいかを聞く方々がいらっしゃるということは、わたしにとってもありがたいことでした。

 撮影には、最低限の礼儀とマナーを守ってくださればいいですよとお話をいただいていたので、スナップ撮影も少しいれつつ撮影開始です。

 神人たちは、前ビーによってアサギの準備が粛々と行われていました。

アサギの準備

 伝統的なウンガミということもあり、カメラマン達もどんどんとやってきて、各々撮影を開始していました。
 
 中には、毎年来ているこの地域の方々も多くおり、アサギの邪魔にならないよう、アサギの場所を囲むように撮影を開始しておりました。

 わたしも、その方々達からいろいろとアドバイスをもらいながら、場所を決めて、撮影を開始しました。

 意外と事前に聞いていたこと意外でも、ルールがあることを改めて知りました。さすが地元の方々だなぁ~と感心しているときでした。

 
 そこで、わたし達が見たものは、あまりにも滑稽で愚かで、カメラマン失格ともいっても過言でない光景をわたし達地元のカメラマン達は、目撃しました!!

恥知らずなど素人カメラマニア

 
 知らずとはいえ、いまから神聖なアサギがおこなわれる場所にしかも後ろには、地元のカメラマンや報道関係の方々がルールを守って撮影しているど真ん中で、いきなり座り込んで、撮影を開始したのです。

 これには溜まらずわたしを含めた複数の方々が声を荒げ注意をしました。

 知りませんでしたでは、済まされないことをしているのにもかかわらず反省の色を見せないカメラマニアの行動にわたし達カメラを趣味とする方々もいい感じをしませんでした。

 気まずい空気の中ですが、神人達の屋古アサギは、粛々と始まりました。

ヌルと杯


花米とお酒

 その後、ヌルの前には、その盃を交わすのに多くの人が並びます。

ヌルと盃を交わす

 ヌルの前で拝み盃を交わし、餅をもらう事により、この一年間の厄がはらわれ健康になるといわれており、多くの方々がヌルと盃を交わしておりました。

盃を受け取る

 わたしも無病息災を祈ろうと思ったのですが、さすがに車で来ていたので、盃を交わすふりをして、餅をいただきました。

 そんなヌルのやさしさは、わたしにはとてもありがたかったです。

 そのあとにアシビ神とハーリー神とスリ神の3人によって、儀式がはじまります。

 そのため、前ビーとともに準備を始めた時でした・・・



 皆さんは、次に出す写真を見て、どのように感じたでしょうか?


芸術?無法者?

 
 スナップ撮影とは、とても難しいとわたし自身感じています。それは、素人のわたしでも感じます。毎月出版されるフォトコンなどの雑誌には、多くの入選者のスナップ撮影が数多く掲載されております。

 わたしも毎月購入して、その写真の美しさや技術を学ぼうと思い、いつも考えながら撮影をしております。

 ・・・しかし、その美しい写真が、こんなにひどい撮影方法なのかと思ったとき、わたしのカメラに対する不信感が徐々に広がってきました。

 
 わたしの気持ちを象徴したかのように、空は曇り空に覆われ、雨も降りだしてきました。


 わたしもスナップは好きで、よく撮影をしておりますが、撮影する側を気にしながら撮影しています。

 しかし、その行為は、本当に正しいことなのか?それともこの素人カメラマニアと同じなのか??わたしの葛藤は、この儀式中にどんどんと膨らんできました。

 儀式は、終盤に入り、3人の神人によって、ヨンコイという神舞が行われました。

ヨンコイの神舞

 神人がもっているのは、弓だそうです。ただ、このヨンコイの神舞はユガフ(ゆがふ(世果報)とは沖縄の古い言葉で、世界の幸せや素晴らしいことという意味で、豊年とか五穀豊穣とかの願いが込められた言葉)を願っていると思われるのですが・・・

ヨンコイの神舞

 ある人は舟を漕ぐしぐさにも思われ、ある人は、弓を持って猪を追い込んでいるしぐさにもおもわれるそうです。

 そして、屋古アサギは、最後に神ウスイで締めくくります。

ヌル

 先ほどの光景を目の当たりにしたわたしは、このときカメラのファインダーを覗くことをためらっていました。

 そして、わたしの疑問に止めを刺してしまったのが・・・

もはやアイドルの撮影会

 屋古アサギが終わったあとのこの光景をみて、なんだか吐き気がしてしまいました。

 まるで、ニュースで見ているアイドルの撮影会のような光景・・・

 粛々としたアサギと思っていたはずなのに、何なんだこの風景は??

 頭がぐらぐらしてきて、近くにある公民館のトイレで、吐き気がおさまるまで・・・そう中にあったすべてのものを吐き出すように・・・吐き続けていました。

 後で聞いてみたところ、毎年このような感じということでした。胸の勾玉を見せてーとかこっちみてーとか色々と要求もあるそうです。

 そんなことが本当にあっていいのか?わたしは、もうカメラをしまって帰ろうと思いました。

 そのときでした。


 わたしの一眼レフをみた子どもが撮ってーとせがんできたのです。その子の親でしょうか?その方の持っているデジカメも一緒に撮影しました。

親子?

 子どもがわたしのカメラの画像をみて、きれい~とはしゃいでしました。親もやっぱり写真はいいね~といっていました。

 この公民館では、御願バーリーを準備している青年達が多くいました。

 そんな中、記念撮影を頼まれたので、一枚パシャ!

ハーリーの漕ぎ手である青年達

 話をしていると、毎年このアサギの時のカメラマンの醜態を聞かされ、心が痛んできましたが、そんな中でした「わたし達の一生懸命やっているその瞬間が、とても美しく残っていると感じると、多くの人達に感動を与えている主役なんだなぁ~」と一人の青年のことばが胸に響きました。

 スナップ撮影をしていて、そこまで考えておりませんでした。

 そんな名も知らない青年にとっては、ふと思ったことを言ったのですが、わたしには救いのことばに思えました。

 彼ら彼女らのその姿、多くの人が見て、感動する写真であれば、彼らは、うれしいといってくれました。
 
 世界中の人達が彼らと同じ考えでないのは、わかりますが趣味の写真がそこまで感動を生むことがあるのだということを今まで考えても見ませんでした。

 
 少しずつ胸の軋みや疑問・・・不信感が薄らぎつつある中、いよいよメインイベントである御願バーリーが始まろうとしていました・・・


 


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この記事へのコメント

こんにちは - AE111 - 2012年09月20日 09:05:08

ぽてとさん、こんにちは。

 当日はカメラマンの多さに自分も驚きました。
県内でこんなにカメラマンが集まった所で撮影したのは自分も初めてで、まったりと写真を撮れなくてちょっとがっかりしました。気持ちを切り替えて、撮影ポジションは固定で望遠ズームを駆使して撮っていました。
 県内で同様のお祭り(古い形を残した物)はまだ幾つかあるので撮らせて頂く気持ちでまた参加してみたいです(久高島のイザイホーが開催されなくなってから塩屋のウンガミだけが有名になりすぎたかんじですかね~)

 いずれにせよ沖縄県は自分が子供の頃から比べるとだいぶ変わってるし、これからも変わっていくと思うので、写真として残していくのはとてもいい事だと思います。

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沖縄在住のまったりライフの社会人 

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